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農薬検査部について

研修会・勉強会

 ・GLP研修会
    2023年2月

 ・インポートトレランスに関する勉強会
    2023年7月   2022年5月

GLP研修会

第4回農薬GLP研修会

開催日

2023年2月3日


開催趣旨

農薬GLP研修会は、一般社団法人日本QA研究会及び農薬工業会共催により、農薬GLPに関する理解を深めるため2年に1回開催されています。2023年2月3日に開催されました本研修会において、FAMICより以下演題について紹介しました。農薬GLPの理解を深めるにあたり参考にしていただければ幸いです。


プログラム

演題 講師
1: 最近の農薬GLPに関する話題 その1(GLP適合試験施設数、分野等の基本情報、被験物質・対照物質について) FAMIC農薬検査部 試験施設審査課 池長 宙
2: 最近の農薬GLPに関する話題 その2(資料の保管、HPリニューアル等) FAMIC農薬検査部 試験施設審査課 土井 幸代
3: GLP調査事例及び指摘事項について(近年の重大逸脱事例等) FAMIC農薬検査部 試験施設審査課 加藤 貴央
4: 近年のOECD-GLP検討状況について(OECDガイダンス、農水3GLP OSE状況等) FAMIC農薬検査部 試験施設審査課 鶴居 義之

講演スライド


Q&A


なお、この研修会資料は、一般社団法人日本QA研究会のホームページでもご覧いただくことができます。
○農薬GLP研修会(一般社団法人日本QA研究会ホームページへのリンク)



インポートトレランスに関する勉強会

第2回勉強会

開催日

2023年7月5日


開催趣旨

インポートトレランスとは、国または地域が、輸入品に対して設定する残留農薬基準値のことを示します。
近年、我が国は農林水産物・食品の輸出拡大に向けた取組として、輸出先国に適切なインポートトレランスの設定を申請しているところです。Codexや欧米先進国等では、農薬の残留基準(インポートトレランスを含む)を設定する際、暴露量推定のための分析対象物質(Residue definition)を定義し、作物残留試験や毒性試験からその経口暴露量を推定することで、農薬の安全性を評価しています。
昨年、Codex残留基準や輸出先国におけるインポートトレランスの策定をより科学的にするため、JMPRがCodexに残留基準を提案する際に行う科学データの評価のポイントについて勉強会を開催しました。
今回は、欧米先進国等で既に導入されている、化学構造は推定できるが毒性が明らかでない化合物(代謝物)を経口暴露推定量からリスク評価する方法-TTCアプローチについて、JMPRにおける評価の事例を用いて講師から解説されました。その資料を掲載いたしますので、参考にしていただければ幸いです。

プログラム

演題 講師
代謝物と曝露評価 – TTC(Threshold of Toxicological Concern)アプローチの必要性と概要 元農林水産省技術総括審議官
FAO expert of the Joint FAO/WHO Meeting on Pesticide Residues (2001 -)
山田友紀子
TTCアプローチへとつながる代謝物の毒性評価の考え方 元内閣府食品安全委員会委員
WHO expert of the Joint FAO/WHO Meeting on Pesticide Residues (2008 -)
吉田緑
TTCアプローチの実例 FAMIC農薬検査部長
FAO expert of the Joint FAO/WHO Meeting on Pesticide Residues (2008 -2022)
入江真理

配付資料

  • 資料1 代謝物と暴露評価ーTTCアプローチの必要性と概要(PDF:3,971KB)
  • 資料2 TTCアプローチへとつながる代謝物の毒性評価の考え方(PDF:3,425KB)
  • 資料3 TTCアプローチの実例(PDF:1,382KB)
  • IMG_0042.jpg IMG_0053.jpg
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    第1回勉強会

    開催日

    2022年5月27日


    開催趣旨

    近年、我が国では農林水産物・食品の輸出拡大のために実行戦略をまとめ、基本的な考え方の一つとして「政府一体として輸出の障害を克服」を掲げ、海外の残留農薬等の基準に適合した防除体系への転換等の体制整備を実行しています。また、工程表にはCodex残留基準の策定の推進を含んでおり、輸出先国に残留農薬基準が設定されていない場合や基準が厳しい場合にはインポートトレランスの設定を申請しています。
    Codexや欧米先進国等では、農薬の残留基準値は、使用基準のうち最大残留濃度をもたらす条件で実施した作物残留試験に基づき、基準値設定のための残留物の定義に含まれる化合物について設定されます。また、その安全性を確認するために、暴露量推定のための残留物の定義に含まれる化合物の暴露量を推定しています。
    このような情勢の中、Codex残留基準や輸出先国におけるインポートトレランスの策定をより科学的かつ迅速にするため、Codexに残留基準を提案するJMPRによる科学データの評価のポイントを例に使用して勉強会を開催しました。その資料を掲載いたしますので参考にしていただければ幸いです。

    プログラム

    演題 講師
    1.イントロダクション
    農薬の残留基準値の必要性
    JMPRにおける評価の役割分担
    JMPR、EU、米国、日本における評価の特徴の例
    国立医薬品食品衛生研究所客員研究員 山田 友紀子
    2.第1部
    農薬ラベルと作物残留データ
    作物残留試験での分析値の報告
    FAMIC農薬審査統括官 入江 真理
    3.第2部
    暴露評価のための残留物の定義と規制のための残留物の定義(基準値の対象)の考え方
    国立医薬品食品衛生研究所客員研究員 山田 友紀子

    配付資料

  • 資料1   Introduction(PDF:2,313KB)
  • 資料2   第1部:農薬ラベルと作物残留データ、作物残留試験での分析値の報告(PDF:1,493KB)
  • 資料3-1 第2部:暴露評価のための残留物の定義と規制のための残留物の定義(基準値の対象)の考え方(PDF:5,823KB)
  • 資料3-2 第2部:暴露評価のための残留物の定義と規制のための残留物の定義(基準値の対象)の考え方(PDF:4,659KB)
  • 資料4   第2部:OECD Residue Definition Drafting Groupの議論の現況とスケジュール(PDF:2,958KB)

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